大石 馨(けい)

Tej Dharam Kaur (テージ・ダラム・カー)

 

♡クンダリーニ・ヨガとの出会い♡

私は2008年に11年間のイギリス生活に終止符を打ち日本に帰国しました。

★何故日本に帰ることとなったのか?その経緯は?★

日本に帰国する前の5年間もの間、法廷に3回も出向くような難しく面倒な上にお金も掛かるVisa問題を抱え暮らしていました。その間、国外に出ることはもちろん日本に帰国することも出来ませんでした。

行き違い、取り違い、運の悪さ、縁のなさなどから、3回目の裁判を終え結局永住者ともなれず、いよいよイギリスともお別れか〜という時期に一度帰国しよう!と決めました。私の計画では2週間日本滞在後、観光ビザで半年イギリスに滞在し、荷物の片付けなど出来れば良いかな〜と軽い気持ちでいました。ところが、イギリス出国の際、ナゼか空港で止められチェックが入る羽目に!!その時出入国管理者から告げられたのが「最後の裁判から数ヶ月経っているのであなたは違法滞在者で、イギリスに入国したければ日本で滞在許可をもらわないと入れません。」と言われたのです。

直ぐに弁護士に連絡を取り、帰国後もイギリス帰れる手続きを試みましたが私の申し出は全て却下。とうとうイギリスには帰ることが出来なくなりました。

仕事、友人など私が築き上げて来た全ての基盤はイギリスにありましたし、5年振りの日本は浦島太郎(花子!?)状態でなかなか慣れません。

実家が旅館業をしていたので仕方なく(今思えば本当は有り難いことです。)手伝いながら過ごし、「私の気持ちはイギリスにあるのに帰れない!!」葛藤で悶々とした日々を送っていました。

★クンダリーニ・ヨガとの出会い★

日本での自分の方向性が決まらず2年が過ぎた秋、ヨガと音楽のワークショップが沖縄であり、軽い気持ちで参加しました。

日本在住のアメリカ人レベッカとオーストラリア出身ハートソングを歌うケビン、主催者の小嶋さちほさん等と朝から晩までヨガしたり瞑想したり歌ったりしながら3日間を過ごしました。クンダリーニ・ヨガは勿論初めて。ヨガはイギリスにいた頃も数回体験はしていたもののほぼ未経験者と同じくらいでしたが、身体を動かす事に関しては少し自信があったので、「ま〜ヨガね。」と簡単に思っていました。所が!自分の思いとは裏腹にとってもシンプルな動きなのにとんでもない痛みが背中に走り、あまりの不快感に怒りが込み上げてきました。怒りながらずっと同じ動きを続けていると怒っている自分がだんだん小さな人間に思えて悲しくなりました。気がついたら滝のような涙をこぼしていたのです。それから3日間ずっと泣きっぱなしでした。そしてひとしきりヨガで涙を流した後は毎回気も心も身体もスッキリしていました。

そして、私が今まで経験して来たヨガと全く違う、このとてもシンプルな動きなのに、何故か心に響き癒されたこのクンダリーニ・ヨガを是非学びたい!と思ったのです。

★学び★

それからも、クンダリーニ・ヨガに惚れ込んだ私は東京に住むレベッカの所に習いに行ったりしましたが、その当時日本には養成講座はなく、(2006年頃に奈良の方であったそうです。)勉強し講師免許を取りたければ海外に行くしか方法はありませんでした。そこから私の腰がズンと重くなり、「海外での勉強はお金も時間もかかるし、まず自信がないな〜。」と完全にのび太君状態で約1年が過ぎようとした時、3.11東日本大震災が起きました。あまりの衝撃と今まで気にも止めていなかった原発の問題を詳しく知り、本当に愕然としました。あの時日本中の多くの方が「自分は何ができるだろう?」とお考えになったと思います。私もそのひとり。

原発のある福島にボランティアに行く勇気はなく、ただお金を寄付するだけの自分。その無力さに悩んでいる時私は思いました。「先ず自分の足元から固めよう!」何も出来ない自分をしっかり見よう!そして私は深い部分でどう思っているのか本当に向き合ってみよう!と決めた時にこのヨガを真剣に勉強する!と決めたのでした。今思えば震災が私にカツを入れてくれたように思います。

そこからはトントン拍子に事が運びました。たまたま検索したオーストラリア。養成講座が4月中旬から始まるコースを見つけ直ぐに電話で連絡、その日のうちに飛行機のチケットも取りました。まるで私が行くのを待っていたかのように手配全てがスムーズに出来たのです。

6ヶ月コースで3回の渡豪、1週間ずつの勉強と実践。私のヨガ人生がスタートしたのです!

★資格が取れるまでの6ヶ月間★

 ドキドキしながら何も分からずシドニーに到着。旅にハプニングは付きもの!と良く言いますが、予想以上にハプニングの連続でした。講習料・パスポート・携帯電話などの大事な諸々の入ったバックを観光客の行きかうハーバーにぽとりと落としてしまい、人生最大のピ〜ンチ!近くに止まっていたクルーズで番をしていたおじさんに助けを求め、通りがかりのスケボー少年等に助けられて全てがびしょ濡れでしたが全て戻ってきました。

 電車に乗り継ぎ、やっとの思いで養成講座のある場所まで向かうと。。。そこにはだ〜れもいない。「シ〜ン」。。。やっと建物の中に入る誰かを捕まえて事情を説明すると、明日からと言われ仕方なくその日はそこへ1泊することに。

時間があったので、とりあえず濡れていた鞄の中身を一旦テーブルの上に置き乾かす事にしました。大量の現金とパスポートを並べていると、現地で働く色んな人が声をかけてくれます。(完全に怪しい)笑 興味津々でよって来る皆に事情を話しているうちにとても仲良くなり、一緒にお食事を頂きその後のコース中もキッチンで出来立てのビーガン(完全菜食)のアップルパイや養成講座の食事ではでない手作りピザを頂いたり〜と「食」のご褒美と人の優しさに触れる機会を驚愕のエー!という体験の後に素晴らしい展開が待っている事を経験した出来事でした。

さて、6ヶ月コースと行ってもずっと6ヶ月間ずっといる訳ではなく、6ヶ月の間に1週間ずつ4月、6月、10月の3回渡豪という形でのお勉強。日本に帰っている間は宿題があり、毎日毎日ヨガを自主練します。教科書も読みます。テスト勉強もします。

<勉強期間中>

 早朝4時起きで4時半から7時半まで朝のサダナというのがあり、訳も分からず毎日参加。これがとにかく長い!訳の分からないマントラを唱え続け、ヨガのエクササイズをしマントラの歌を歌いやっと朝ご飯。休む間もなくレクチャー(授業)へ突入。休憩が少しあり、Kriya yoga(エクササイズ)を1時間半〜2時間。やっとの思いで夕食。毎晩夜7時には寝ていました。毎日心身共に疲労困憊でした。帰国後も宿題が山ほどあり、現実の生活でも沢山の課題が待ち受けていました。しかしヨガの回数や渡豪を繰り返す度に心と身体の変化がもの凄い勢いであり、同じ時期に学んでいる友人にもかなり大きな変化がありました。それはこの学びが終わってからもかなりの加速で変化し続けています。

例えば、勤めていた会社を辞めて大学で鍼灸の勉強を始めた人。奥様が妊娠する。本人が妊娠する。転職。ヨガ講師としての発展。などなど私自身もどんどん新しい世界へと進むようになりました。

<資格習得後>

 さあ、晴れて2011年10月に無事に資格が取れ、そこから私の伝達者人生がスタート致しました!その前に先生のススメで第1回目の渡豪後直ぐに友人を集めて募金式でクラスを開きました。人に伝えることは自分が体験した事を踏まえて膨大な量の知識と経験が必要とされます。ヨガ経験のまだまだ少ない私でしたが、幼い頃からしていた剣道や中学で始めたバレエなどの経験が多いに役立ちました。遠回りしているように感じる事も時にありましたが、全ての経験はムダではない事を今でも実感しています。

<現在>

 沢山の皆様の助けをお借りしながら少しずつ成長させていただいております。最近では日本も地元大牟田に留まらず、東京・広島・長崎・熊本・単発ではありますが、Vancouverやハワイでもお伝えする機会に恵まれております。また、沢山の素晴らしい方々とのコラボレーションを企画しております!

 

Plofile

 福岡県大牟田市生まれ。1997年渡英。ダンス留学する。Musicalなどの舞台に出演。後にAromatherapyの資格を英国で習得。2008年に帰国。2010年9月クンダリーニ・ヨガと衝撃的に出会う。東日本大震災をきっかけに渡豪。シドニーでのトレーニング後、資格を習得。翌年シドニー/台湾でマタニティヨガ習得。南アメリカ/カナダ/ヨーロッパ/アジアでも研修。現在は関東、福岡、佐賀、熊本、長崎でクラスを主宰。

 

興味のある事は取り合えずやってみる!をモットーに沢山の経験と体験をさせて頂いています。自分が学んだ事やこれは素晴らしい!と感じた事をシェアすることで、皆様のお役に少しでも立てれば幸せです。これからもどんどん躍進して参ります!

 

資格
 

2006 英国IFPA認定 /アロマセラピー 

2010 ドリーンバーチュによるエンジェルヒーリングセラピスト

2011 KRI認定、IKYTA国際クンダリーニ・ヨガ協

会加盟 /クンダリーニ・ヨガ

2012 KRI認定、IKYTA国際クンダリーニ・ヨガ協会加盟 

                 /クンダリーニ・マタニティ・ヨガ

2013 Zudda Yoga (ハタ/アシュタンガ/インヨガ/クリヤーヨガ/キルタン(唱えるヨガ)を取得

 

シータヒーリング

2013 ★基礎DNA ★応用DNA ★インチュイティブアナトミー ★Worldリレーションズ ★DNA3  ★病気と障害

2014 ミラクルタッピングスペシャリスト